宮藤官九郎、うぬぼれ刑事で向田邦子賞

 脚本家・宮藤官九郎が、優れた脚本家に贈られる第29回向田邦子賞を受賞し5日、都内で行われた会見に出席した。
宮藤は東日本大震災で被害の大きかった宮城県栗原市出身で、同市に暮らす母と姉夫妻が被災。
地震発生から1週間は連絡が取れなかったが、その後無事を確認し「家は大丈夫だと言っていた。
自分も時間ができたら実家に帰りたい」と話した。
また、受賞作「うぬぼれ刑事」(TBS系)はTOKIO長瀬智也が演じた主人公が福島県出身という設定だったため
「福島の皆さんにも受賞を報告したい」と福島県民を激励した。(デイリースポーツ/2011年4月5日)
http://www.daily.co.jp/newsflash/2011/04/05/0003927316.shtml



向田邦子賞宮藤官九郎さん…宮城出身、できることしたい

 優れた脚本家に贈られる第29回向田邦子賞(東京ニュース通信社など主催)に5日、「うぬぼれ刑事(でか)」(TBS)の宮藤官九郎さん(40)が選ばれた。
宮藤さんは東日本大震災震度7の最も激しい揺れに見舞われた宮城県栗原市出身。
実家とは地震直後から1週間ほど電話がつながらなかったという。
会見で、被災者の心情に思いをはせながら「フィクションの作り手として、楽しんでもらえるものを作りたい」と話した。

 ドラマで長瀬智也さん演じる主人公と西田敏行さん演じる父親は福島県出身の設定で、
宮藤さんは西田さんが話す福島弁を盛り込んだエピソードを披露。
そのうえで「福島県の皆さんに受賞を報告したい」と述べた。

 地震が起こった時、東京都内で脚本執筆中だった宮藤さんは
「震災前に書いた脚本を読み返すと、別もののように思えた。
それまで自分がどうしていたのか、思い出せないようなショックがある。
(被災地に対し)自分にできることをしていきたい」と語った。  (岩崎信道@毎日新聞/2011年4月5日18時21分)

http://mainichi.jp/enta/art/news/20110406k0000m040025000c.html



向田邦子賞宮藤官九郎さんの「うぬぼれ刑事

優れたテレビドラマの脚本とその作家を表彰する第29回向田邦子賞の選考会が5日開かれ、
うぬぼれ刑事(でか)」(TBS系)の宮藤官九郎(くどう・かんくろう)氏(40)が選ばれた。

「うぬぼれ――」は昨年7〜9月に放送。
主人公は福島県出身で、福島弁のセリフが多く使われていたこともあり、宮藤さんは「(被災した)福島の皆さんに報告したい」と話した。

宮藤さんは東日本大震災震度7を記録した宮城県栗原市出身。
被災した実家の母と姉夫婦は無事だったが、1週間連絡がつかなかったという。

震災について宮藤さんは「3月11日以前に書いた台本が別のものに思える。僕の脚本は『このご時世に』といわれがちな(コメディーの)仕事だが、
これからも楽しんでもらえるような作品を送り出していきたい」と述べた。(丸山玄則@asahi.com/2011年4月5日17時54分)

http://www.asahi.com/special/10005/TKY201104050437.html